只今鋭意制作中!で寝る間もない大森です。嘘です。ホントは一日に何度も椅子ベッドで寝るものだから(いわゆる寝過ぎ)、プロデューサーに加齢による体力の低下を心配される(まさか死んでんじゃないの?的な)日々death。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
そう、最近マウスからトラックボールに切り替えまして、しかもなんだか鉛筆と持ち替えるのが面倒なので、右利きなのに左に置いて、右脳を刺激。老化防止に役立てております。これ、結構オススメです。
しかし近頃、私やキャラクターデザイナーの最大の悩みの種は老眼の進行でして……、え?お前の加齢とか老化とかどうでもいい? 失礼いたしました。
さて本題、ハイテンションサスペンスアクション(長っ&ちょっぴり気恥)の「デュラララ!!」です。
成田良悟劇場第二弾、と言う事で、またまた超絶個性的な登場人物ばかり。成田さんの中学生脳(褒め言葉)へ、四捨五入してギリギリ40脳がアタックを繰り返す日々death。皆様いかが(ry。前作「バッカーノ!」で培ったノウハウを生かし、今作もまた、様々な個性的キャラクターが巻き起こす、複雑怪奇な群像劇をお楽しみ戴くべく、スタッフと地獄へまっしぐら熱いディスカッションとバトルを繰り広げる毎日です。
もちろん、慣例のロケハンも敢行。前回のN.Y.ロケハンと違い、今回は近場と言う事もあり、週に一度は誰かしらが池袋東口界隈で、ウロウロしていたりします。もしカメラを提げてきょろきょろ挙動不審な者を見かけましたら、どうぞ生暖かい目で遠巻きに見守って下さい。あ、決して声をおかけにならないで下さい。触るな、危険、であります。
また、キャスティングも「バッカーノ!」同様、幸運な事に当初の希望通りの布陣に。通常、スケジュール的にこんな面子揃わんだろ的な、豪華な面々に演じて頂く予定です。
音楽は人種(ヒューマンレース的な意味でも趣味趣向の意味でも)の混在を表現するような、ブッ飛びつつも何だか懐かしく、そしておかしみのあるユニークなものになります。
これらの成果がどのように作品に反映されるか、どんな匂いのする画面になるのか、追々明らかになってくる事と思います。どうぞお楽しみに。
さて、少し真面目な話をすればこのアニメ版、前述したほど、そして「バッカーノ!」ほど、複雑怪奇なストーリー構成ではありません。ですが、登場人物の内面から湧き上がる感情、それらが絡み合って巻き起こる悲喜劇、と申しましょうか……。より深く、より痛く、そして「愛」100%!みたいな、登場人物たちの動きから目が離せないようなドラマになります。もちろん前作同様、キャラクターや原作ムードを生かす為のアレンジも当然ありますので、原作ファンの皆さんはその違いを楽しんで戴きたいと考えます。ご期待下さい。
ちょっと最後は固くなりましたが、これが地(not ぢ)です。ホントです。
ではまた
2009年初夏 監督:大森貴弘拝