STORY

闇に惑う

#29

脚本
根元歳三
絵コンテ
勇 夢
演出
古谷田順久
作画監督
田中織枝・川添政和
セルティと新羅の元を訪れたのはかさねだった。呆気に取られる二人を前に、かさねは予想外の行動を起こす。正臣と千景の勝負もまた、泉井蘭の介入によって予期せぬ決着を見せようとしていた。一方、セルティの“首”を警察から奪い去ったヴァローナは、逃走をつづけながら、自身の心の変化に戸惑い、自問自答を繰り返していた。

「闇に惑う(やみにまどう)」

闇夜のために道に迷う。転じて、心が乱れて、適切な判断ができなくなる。(出典:大辞泉)

「この一連の騒動に苦しむ者、悩む者、打開に向けて動き出す者…。人の反応はさまざまだ。折原君あたりは、嬉々としてそうだけどね。僕かい? 僕はセルティのために頑張るだけさ」