- 脚本
- 高木 登
- 絵コンテ
- 菅沼栄治
- 演出
- 菅沼栄治
- 作画監督
- 田中織枝・薮野浩二・川添政和・鴨居知世・岸 友洋
アイドル・聖辺ルリと、若手俳優・羽島幽平こと平和島幽。絶大な人気を誇る二人だが、その素顔を知る者は少ない。ある日偶然、幽に己の秘密を知られてしまったルリは、葛藤の中でもがき苦しむ。それは他人には絶対に知られてはいけない真実だった。そんな頃、池袋の街ではさまざまな人が出会い、それぞれの事情が交錯し始めていた――。
困っているときに、困ったことが重なって起こることのたとえ。
(出典:ことわざ辞典)
『最低だ…』
「どうしたんだい? セルティ」
『この前はお金を落とすし賞金かけられて訳の分からない連中に追いかけられるし白バイは怖いし、そして今日は聖辺ルリの特番を録画し損ねた! 最低だ!』
「あまり落ち込まないで、セルティ。待てば海路の日和あり、きっといいことがあるさ」
『ありがとう、新羅…。こういう状況を“泣き面に蜂”というんだろう? まあ、私には刺される面はないんだけどな…』
「わー! セルティ! 落ち込みすぎ!」