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以心伝心

#34

己は逃げるためではなく怪物退治に来たのだと、静雄の猛攻をかわしながら臨也は嘯く。杏里は門田達に “罪歌”のことを打ち明け、狩沢は“罪歌憑き”に帝人とかさねが狙われていることを知る。千景が“ブルースクウェア”を抑え込む裏側で、帝人と正臣はついに再会を果たし、そして新羅は……。それぞれが何かと向き合い、戦っていた。

「以心伝心(いしんでんしん)」

ことばで言わなくても、互いの気持ちが通じ合うこと。(出典:ことわざ辞典)

「言葉で伝わること、伝わらないこと。きちんと伝わったと思っていたのに、実は伝わっていなかったり。コミュニケーションって難しい。言葉を介さず心で通じ合える相手がいれば素敵なんだろうね。僕はセルティの心をいつでも理解したいと思っているよ。」