STORY

モスクワは涙を信じない

#07

脚本
村井さだゆき
絵コンテ
今川泰宏
演出
米田光宏
作画監督
南 伸一郎・海堂ヒロユキ・門 智昭
ロシアの原野で二人の殺し屋は語る。決して侵してはならぬ不文律を侵した脱走者の話を。組織を抜け、日本で便利屋として活動するヴァローナとスローン。それを追う“哲学する殺人機械”エゴールと、事態の行く末を見守るデニスとサイモン。遠き国から連綿とつづく彼らの物語は、池袋の街でも新たな火種となり広がりを見せ……。

「モスクワは涙を信じない
(もすくわはなみだをしんじない)」

泣いても現実は変わらない。泣き言で同情を買おうとしても無駄だ。かつてモスクワ大公国が税の軽減の嘆願をしりぞけたばかりか、見せしめとして嘆願者を処分さえしたという故事から。(出典:wikiquote)

「今回はロシアのことわざ。随分割り切りが良いというか、取り付く島もない感じだねぇ。そうそう、以前サイモンが臨也に告げた『錐は袋に隠せない』というのもロシアのことわざで、この意味は“隠しごとはいつか表沙汰になるぞ”ってこと。ほかにも色々面白い表現があるから、調べてみると楽しいかもしれないよ。ロシアといえば、また露西亜寿司でセルティとフォーチュンクッキー食べたいなぁ…。今度は絶対、順風満帆な僕らの愛をあらわす結果が出ること間違いなしだね!」