#02「一虚一実」

脚本: 高木 登
絵コンテ: 寺東克己
演出: 馬場 誠
作画監督: 青野厚司

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来良学園の入学式。さまざまな思いを抱え集った生徒たち。新たな門出に胸を弾ませる者、俯きがちに自己紹介をする者、入学早々休学を宣言する者、空いたままの、座る者のいない席。
そんな中にいた、どこか陰のある一人の少女、神近莉緒。
平穏な日常にふいに生じた亀裂。それを覗いてしまった彼女は、本当なら2日前に死んでいたはずだった。

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岸谷新羅




「一虚一実(いっきょいちじつ)」

からになったかと思うと急に満ちたりして、変化を予測しにくいこと。
(出典:大辞泉)


例文:
「急に冷え込んだり急に暖かくなったり、今年の冬は安定しないね。まさに一虚一実、一進一退、女心と秋の空。移ろいやすい空模様はまるでキミの心のようだ!…あれ?おかしいな。室内に居るのにどこかから刺すように冷たいオーラが…。なんかこれだけで風邪を引けそうだよ僕…っ。あれ…?!」

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