脚本 | : 高木 登 |
絵コンテ | : 寺東克己 |
演出 | : 馬場 誠 |
作画監督 | : 青野厚司 |
来良学園の入学式。さまざまな思いを抱え集った生徒たち。新たな門出に胸を弾ませる者、俯きがちに自己紹介をする者、入学早々休学を宣言する者、空いたままの、座る者のいない席。
そんな中にいた、どこか陰のある一人の少女、神近莉緒。
平穏な日常にふいに生じた亀裂。それを覗いてしまった彼女は、本当なら2日前に死んでいたはずだった。
「一虚一実(いっきょいちじつ)」
(出典:大辞泉)
例文:
「急に冷え込んだり急に暖かくなったり、今年の冬は安定しないね。まさに一虚一実、一進一退、女心と秋の空。移ろいやすい空模様はまるでキミの心のようだ!…あれ?おかしいな。室内に居るのにどこかから刺すように冷たいオーラが…。なんかこれだけで風邪を引けそうだよ僕…っ。あれ…?!」