脚本 | : 吉永亜矢 |
絵コンテ | : 寺東克己 |
演出 | : 山本天志 |
作画監督 | : ふくだのりゆき |
矢霧製薬の重役である矢霧波江は苛立っていた。最愛の弟・誠二の居場所が掴めないからだ。
その行方を捜すため、波江は新宿の情報屋・臨也との接触を持つ。
行方を捜されていることなど意に介さない誠二は、首に傷のある女と共に、池袋の街をさまよい続けていた。なにかに怯えたように「遠くへ行こう」と手を引く女に、愛おしげに優しく微笑む誠二。一見穏やかに見える光景はしかし、そこに偶然居合わせた人物と、女の突然の悲鳴に掻き消えた。
「依依恋恋(いいれんれん)」
例文:
「依依恋恋とした気持ちを抱えたまま早20年。君への想いは募るばかりだ!」